英語×ドラマ/アニメ

【アニメを英語で観よう!】ガンダムシリーズが英検1級対策に役立つ3つの理由

英語学習の目的は人それぞれだと思いますが、
英検1級合格を一つの目標において勉強されている方もいらっしゃると思います。

英検1級といえばとにかく出てくる単語は難しいものばかりですし、ライティングや面接はYesかNoかで割り切れない日本語ですら答えるのが難しいお題ばかりですし
四苦八苦している方も多いのではないでしょうか。

英検1級対策についてはまた機会があれば詳しく取り上げたいと思いますが、個人的には『とにかくボキャブラリーを増やす』。それが英検1級合格でもっとも大切なことだと思っています。

やはり手っ取り早くかつ有効なのは英検対策用の単語帳を活用して学習する方法です。

しかし、英検1級は本当に今まで見たことないかつスペルから連想できない単語・表現が多いので、ただただ単語帳とにらめっこしているだけでは本当に苦行なんですよね…

単語帳とにらめっこするモチベーションをキープするためには、やはり『あっ、この単語覚えたやつだ!』という学習の効果を日常の中でできるだけ多く感じることなのではないかと思います。

アニメ/ドラマを活用した英語学習

そこで、私がおすすめしたいのは自分の好きなアニメやドラマなどのコンテンツを英語で視聴して学習の効果を感じる機会を増やす方法です。

一口に英語のコンテンツといってもやはり興味がないと日常で触れようと思わないもの。

単語帳のような『よしやるぞ!』と気合を入れる感じではなく『観たい!』が先立つコンテンツ。それはやはり自分が好きなアニメやドラマだと思います。

『内容を理解したい。続きが知りたい。』そんな自発的な感情で英語に触れる量を増やしつつ、単語帳での学習を並行して進める。

そうすればきっと”英語を学ぶ意義”を実感しながら学習を進められることでしょう。

実際、2022年度に出題された英検1級語彙問題の中に”deposition”という単語が登場し、
問題文中での意味は法律用語の『証言録取』という勘では解けない難問だったのですが、
日本でもリメイクされて話題になった海外の弁護士ドラマ『SUITS』を観たことがある人にとっては頻出の単語なので難なく解けたという人もSNS上で散見されました。

ガンダムシリーズが英検1級対策に役立つ3つの理由

いろいろなアニメ、ドラマがある中で私が特におすすめしたいのはガンダムシリーズです。

その理由を以下の3つにまとめました。

理由その1.”宇宙開発”、”戦争と平和”という英検1級頻出テーマを扱っている!

導入でご紹介した法律用語しかり英検1級にはマニアックな単語が頻出します。

それゆえ、日常物よりも専門用語が飛び出す特定のジャンルに特化したドラマやアニメのほうが英検1級対策としてはおすすめだったりします。

中でもガンダムシリーズは宇宙開発”や”戦争と平和”という英検1級でも頻出のテーマを扱っており、ここで登場する単語や表現はかなり役に立つこと請け合いです。

また”戦争と平和”というテーマ故、劇中ではそれぞれの正義の中でジレンマを抱えながらの心の葛藤が描かれているので、Yes/Noで割り切れない中で自分なりの意見を英語で考える機会としても適していると思います。

理由その2.CC字幕非対応によりパラフレーズが学べる!

CC(Closed Captioning、クローズドキャプション)字幕とは音声と字幕が一致している字幕のことを指します。CC字幕付きのコンテンツの方がディクテーションなどを行う上でも適しているのですが、残念ながら多くのガンダムシリーズは英語のCC字幕には非対応になっています。

ただ、ガンダムという幅広い年齢層が視聴する作品故、英語音声についてはある程度のリスニング力がある方は聞き取りやすくなっているのに加えて、ガンダムほど有名な作品であれば”○○(タイトル) script”などのキーワードで検索すると調べることは可能なのと、CC字幕非対応ゆえの唯一無二のメリットがあるのです。

それがパラフレーズが学べるということです。

音声と字幕が異なっているということは同じ内容を異なる英語で表現しているということに他ならず、英検1級のライティングや面接で重要とされるパラフレージングを効率的に学ぶことができるのです。
※なお、全てのガンダム作品に英語吹き替え版が存在するわけではなく一部の作品は日本語音声しか収録されていなかったりするため予めご注意ください。

CC字幕非対応による学習効果の例

例として『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』という作品の英語吹き替え版冒頭部分をご紹介します。

<機動戦士ガンダムUC 英語吹き替え版 冒頭部分>
引用:『機動戦士ガンダムUC Blu-ray 1』より

青字=パス単掲載の英検1級頻出単語
オレンジ字=いかにも英検1級のリーディングに出てきそうな単語

音声:It is now 23:40 Greenwich Mean Time.
字幕:It is now 23:40 Greenwich Mean Time.
(現在グリニッジ標準時23時40分)

音声:We are about to witness the end of the world as we know it, and usher in a new world as never before imagined.
字幕:One world is about to end, and a new one is about to be born.
(今、ひとつの世界が終わり新しい世界が生まれようとしています。)

音声:The Earth Federation government is about to host a ceremony at the Prime Minister’s residence, “Laplace”, to celebrate the birth of the new era.
字幕:The Earth Federation government is about to host a ceremony at the Prime Minister’s residence, “Laplace”, to usher in the birth of the new calendar era.
(まもなく首相官邸ラプラスにおいて地球連邦政府主催の改暦セレモニーが執り行われます。)

音声:The ingenuity of mankind has allowed us to move beyond Mother Earth and build worlds of our own to inhabit.
字幕:Mankind has set foot into a new era, in which we shall build for ourselves worlds to live in, beyond Mother Earth.
(私たちは母なる地球の外に自らの世界を築く時代に足を踏み入れました。)

音声:Tonight, we’ll mark the beginning of the new epoch.
字幕:Tonight, we shall become witness to history.
(今宵 私たちは歴史の目撃者となります。)

音声:Let us come together in this joyous moment to honor the past, the era of Anno Domini and greet the dawn of universal century with open hearts and minds.
字幕:Let us come together in this joyous moment and give thanks to the past, the Anno Domini era.
(この幸運をすべての人と分かち合い、去り行く西暦の時代を感謝と感慨をもって見送ろうではありませんか。)

音声:So with great enthusiasm, let us open the door to our future, together.
字幕:Also, let us welcome in the dawn of the Universal Century with smiling faces.
(そして新たなる世界、宇宙世紀の始まりを笑顔で迎えましょう。)

音声:Farewell, Anno Domini. And welcome, universal century!
字幕:Goodbye, Anno Domini. Hello, Universal Century!
(さようなら西暦。ようこそ宇宙世紀。)

<主な語句>
① Greenwich Mean Time = グリニッジ標準時
② usher~ = ~を案内する。usher in ~で『~を導く、~の始まりを告げる』
③ federation = 連邦、連合
④ residence = 邸宅(大きくて立派な家)
⑤ ingenuity = 創意工夫
⑥ inhabit~ = ~に住む 
⑦ set foot into~ = ~に足を踏み入れる
⑧ mark the beginning of ~ = ~の始まりを告げる/記す
⑨ Anno Domini = 西暦
⑩ give thanks to ~ = ~に感謝の意を表す
⑪ Farewell. = さようなら、ごきげんよう(掛け声)

いかがでしょう。たった50秒ほどのパートなのですが音声と字幕が異なっているのでかなりの単語と表現を学ぶことができ、なんだかお得な気がしてきませんか?

また、字幕の特性上、できるだけシンプルな表現に置き換わっていることも伺えるので文字数制約のあるライティングの場面でも非常に参考になると思います。

ところどころ意訳されていたり、『日本語だとこんなに簡単に短く言えるのに英語だと結構長くなっちゃうんだなぁ』とかその逆を感じることもできたりするので、いろいろなことが凝縮された濃い内容を学べるというのも利点の一つと言えます。

理由その3.内容が面白い!

そしてこれが最も大事だと思うのと私の主観てんこもりですが(笑)、内容の面白それがガンダムシリーズを推したい最大の理由です。

ガンダムをただのロボットアニメと侮ることなかれ。理由その1でも触れた通り、ガンダムシリーズは様々なジレンマの中で葛藤しながら答えを見つけて強く生き抜いていこうとする人々を描いた人間ドラマなのです。

難解な英検1級の単語帳での暗記を頑張りつつ、アニメを楽しみながら学習の効果を実感してモチベーションをキープし続ける。ガンダムシリーズはまさに打ってつけのコンテンツだと思います。

おすすめの英語吹替ありガンダム作品

英語吹替版が存在するガンダム作品の内、おすすめの作品(比較的新し目のもの)をご紹介します。

内容はどれも面白いのですが話数がそれほど多くないガンダムUCがとっかかりとしてはおおすすめかなと思います。
※なお、DVD/BDが輸入盤だったりするとリージョンコードの問題でDVDプレーヤーの設定を変えたりPS4を用いないと再生できなかったりするので、Amazonレビューを参考にするなど事前チェックは必ず行うようにしてください。

■機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) [Mobile Suit Gundam UC] 1 [Blu-ray]

■機動戦士ガンダム00(ダブルオー)
私的にはダブルオーが一番好きな作品です!
Mobile Suit Gundam 00 – Collection 1 [Blu-ray]

■機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
Mobile Suit Gundam: Iron-Blooded – Ssn One Pt 1 [Blu-ray] [Import]

まとめ

いかがだったでしょうか。

こう言ってしまうと身も蓋もないですが、導入の箇所でも触れたとおり大切なのは如何にモチベーションを落とさずに英語学習を継続できるかであり、ぶっちゃけて言うとコンテンツのジャンルは自分が興味が持てるものであればなんでもよいと思います(“SUITS”しかりガンダムシリーズ以外にも私がお勧めしたいコンテンツはたくさんあるので今後もいろいろとご紹介していこうと思います!)。

なのでこの記事が少しでも多くの方にとって楽しく英検1級対策を進められるきっかけになれば幸いです。(あと、ガンダムシリーズをご覧になる方が少しでも増えればさらに嬉しいです笑)

P.S. 単語帳といえばやっぱりこちらにお世話になりました。
ガンダムとパス単で目指せ英検1級合格!!

【音声アプリ対応】英検1級 でる順パス単 5訂版 (旺文社英検書)