『豆知識』って英語だとどのような表現になるかご存知でしょうか?
この記事では豆知識の英語での表現方法と、知識に関連する英語のあれこれをまとめました。
豆知識を英語に訳すと?
<豆知識の英訳>
無駄知識というニュアンスの場合 ⇒ trivia
ちょっと役に立つ知識というニュアンスの場合 ⇒ tidbits,tips
豆知識にも役に立つものとそうでないものとがありますが、
それぞれのニュアンス毎に表現も上記のように使い分けます。
言わずと知れたト〇ビアの泉のおかげで普及したtriviaという単語。
無駄知識というニュアンスの場合にはtriviaが用いられます。
可算名詞、不可算名詞いずれの場合でも用いられ、
可算名詞扱いされる場合でも単複同形になります。
語源は三叉路(tres(3つの)+via(道))で、古代ローマに三叉路が多かったことから、ありふれた場所→些末なことを指すようになったんだとか。へぇ~。
一方で、無駄ではなく役に立つ知識というニュアンスの場合にはtidbitsやtipsが用いられます。
知識にまつわる英語のあれこれ
ここからは知識にまつわる英語のあれこれを以下にまとめました。
1. 英語での『知識』『知る』の定義
英語では『知識(knowledge)』や『知っている(know)』はどのように定義されているのでしょうか? ロングマン英英辞典では以下のように記されています。
【knowledge】:
the information, skills, and understanding that you have gained through
learning or experience
(学習や経験から得た情報、能力、理解)
【know】:
to have information about something
(あることについて情報を持っていること)
(knowの説明中の”information”についても付記しました)
【information】:
facts or details that tell you something about a situation, person, event etc
(状況、人、出来事などについて知ることができる事実もしくは詳細)
引用:ロングマン英英辞典 第一義より
こうして英語での定義を見てみると『知識』や『知る』とは『何かについての情報』だったり『情報を持っていること』なんだなぁと改めて認識できるので、今回のトピックである『豆知識』そのものを表す単語をたとえ知らなくても言い換えての表現が思いつきやすくなるのではないかと思います。
例えば『彼はそのドラマについての豆知識(無駄知識=役に立たないが面白い知識)をたくさん持ってるんだよね』と表現したい場合、
”He has a lot of information about the drama which is not useful but interesting.”
のように表現できます。
2. 『知っている』にまつわる英語表現
続いては、持っている情報量に応じた『知っている』状態の表現方法について見ていきましょう。
全く知らない場合
- I don’t know.
もっともシンプルな『知りません』。ただ、”I don’t know.”だけだとぶっきらぼうなので”I’m sorry, but I don’t know.”や”I’m afraid I don’t know.”のような形でワンクッションおくのがベターです。以降の表現もそれだけだと会話が終了してしまうフレーズなので会話で使う際は注意しましょう。次に何を言うか考えるために時間を稼ぐ際にはこちらで紹介しているつなぎ言葉を使ってみてください。 - I’m not sure.
こちらも”I’m not sure, but I guess ~ “(ちょっとわからないですが、~だと思います)のような形で使うことが多いです。 - I have no idea.
英語独特っぽい表現ですが、『no ideaを持っている=ideaがない状態=知らない』という感じです。 - I have no clue.
”clue”とは『手掛かり』という意味の名詞で、『手がかりがない=知らない』となります。
少し知っている場合
- I know a bit about/of ~
“bit”は『小片』を表す名詞で、”a bit of ~”で『少しの~』という意味になります。
多少知っている場合
- I know something about ~
直訳すると『何か知っている』となりますが、『多少、割と知っている』の意で用いられます。
結構詳しい場合
- I’m familiar with ~
”familiar”とは『精通している、熟知している』という意味の形容詞で、ほとんどの場合”familiar with + 目的語”とwith + 目的語を伴って用いられます。 - I’m good at ~
”be good at ~”と言えば『~が得意』が直訳ですが、『詳しい』というニュアンスでも用いることができます。例: I’m good at physics.(私は物理が得意=私は物理に詳しい)
まとめ
いかがだったでしょうか?
豆知識しかり知識・知っていることを表す表現方法はいくつもありますが、たとえ思い出せなくなった場合でもたいていの場合”know”を起点にして、
“know + 知識量や知識の性質を表す形容詞 + information about ~”
のような表現を用いたりして言い換えれば大抵のことは伝わると思いますので、もしよかったら活用してみてください~。