野球実況

【MLB実況を英語で観よう!】Vol.10 ドコカニイッテ、ハヲミガク!!

エンゼルス大谷翔平選手の活躍が目覚ましい2021年。
毎朝の野球ニュースを楽しみにしている人も多いですよね。

日本語訳がついたニュース動画もいいですが、現地の英語実況・解説を理解できるようになるとより一層楽しめると思います。

大谷選手を応援しつつ、野球実況を通して英語力も鍛えられれば最高!!
というわけで実際のMLB実況動画に登場する英語表現について取り上げていきたいと思います。

今回の実況動画

 今回は大谷選手が7回1失点10奪三振の好投を見せ、『ドコカニイッテ、ハヲミガク!!』という伝説の実況が登場したこちらの動画を取り上げました。

引用元:MLB公式Youtubeチャンネル(https://youtu.be/BN2lyBa5VuA)より

動画のタイトルについて

 動画タイトル の
“Shohei Ohtani DOES IT ALL! (Strikes out 10 on the mound, singles at the plate, plays right field!!)”
から見ていきましょう。
登場する主な語句の意味は以下の通りです。

<主な語句>
①strike out = 三振を取る
②single = 【自動】シングルヒットを放つ
③at the plate = 打席に入って
④play right field = ライトを守る

というわけで日本語にすると、
『大谷翔平は全部やってのけた!!(マウンド上で10個の三振を奪い、打席に入ってシングルヒットを放ち、ライトを守った!!)※』
となります。
※英語ニュースでは過去の出来事でもタイトルには現在形が使われます。

それでは動画の内容に移りましょう。

Scene1 奪三振その1(この試合1~3個目)

 まずは0:00~0:44でこの試合1~3個目までの奪三振シーンです。
再生ボタンを押すと該当時間から始まります↓

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
■奪三振1個目
実況者(play-by-play commentator) :
 ”It is Shohei Ohtani on the mound for the Halos tonight making his fifth start of the year. And the 2-2 home, got him to chase it. Boy, that is textbook.”
 (今夜のヘイローズ(エンゼルスの愛称)のマウンドは大谷翔平がいて、今年5戦目の先発になります。カウント2-2。手を出させ三振に打ち取りました。 わあ、教科書通りですね。)

解説者(color/expert commentator):
 “That’s a crossfire 98 mile an hour fast ball. Slightly different arm angle and some movement almost like a cut fastball. He will throw a cutter.”
  (98マイルのクロスファイヤだね。いつもと少し違う腕の確度とカットボールみたいな動き。彼はカットボールを投げられるんだね。)

■奪三振2個目
実況者:
 “But Shohei gets him anyway!”
 (とにかく翔平は彼を三振で討ち取りました!)

解説者:
 “Splitter, nasty. He showed fastball lower third, starts a splitter lower third in the dirt.”
(スプリットだね。えげつない。サード側の低めに速球を見せてから、スプリットを同じコースに投げて落としたね。)

■奪三振3個目
実況者:
 “Got him! Brought it upstairs and struck out Maldonado. His third strike out of the night.”
 (とにかく翔平は彼を三振で討ち取りました! 高めに外してマルドナードから三振を奪いました。今夜3個目の三振です。)

解説者:
 “Fastball paints outside corner. You’re tracking that as a hitter, you know him well, you think it may be splitter, he ran a fastball 98.”
(外角のコーナーへの速球を意識させたね。バッターとしてはそれを捉えようとして、よく知っている大谷のことだから次の球はスプリットかもしれないと考えていたら、大谷は98マイルの速球を投げたね。)


<主な語句>
①Halos = ヘイローズ。天使の輪にかけたエンゼルスの愛称。
②start = 【不可算名詞もしくは a start】先発
③boy = 【間投詞】おや、わあ
④crossfire = 十字砲火。クロスファイア(自分の利き腕と対角のコースに投げるストレート)。
⑤slightly = わずかに
⑥cut fastball = カットボール
⑦cutter = カットボール
⑧splitter = スプリット、フォークボール
⑨nasty = えげつない
⑩in the dirt = ショートバウンドして
⑪upstairs = 高めに外れたところに
⑫strike out ~ = 【動】~から三振を奪う、三振させる、【可名】三振

補足説明 ~ slightly ~

“slight”は”わずかな、少しの”という形容詞でそこに副詞を表す”ly”がくっついて、”slightly”=”わずかに”という意味になります。

<例文>
I felt like he laughed slightly.
彼が微かに笑ったように感じた。

This fake picture is slightly different from the real one.
(この偽物の絵は本物と微妙に異なっている。)

His score was slightly beyond my expectation.
彼の成績は私の予想をわずかに上回った。

Scene2 奪三振その2(この試合4個目&メジャー通算100奪三振達成)

 つづいて、0:45~1:13でメジャー通算100奪三振を達成するシーンです。

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
実況者:
 “Ohtani trying to navigate the toughest part of the order. Got him! Number 4 for Shohei tonight.”
 (大谷は打順の中で一番手強いパートを切り抜けようとしています。三振! 大谷、今夜4つ目の三振を奪いました。)

解説者:
 “Another strikeout on a splitter for Ohtani. “
(大谷がスプリッターでまた三振を取ったね。)

実況者:
 “Shohei’s 100th career strikeout in exclusive company four players since 1900 with 50 homers and 100 Ks on the mound. He got him! Back to back strikeouts.”
 (翔平のメジャー通算100個目の三振で、1900年以来で50本塁打とマウンド上での100奪三振達成した4人の物凄い選手達の仲間入りを果たしました。三振!連続での三振です。)

解説者:
 “Splitter after dealing with a couple of sliders.”
(2,3球のスライダーに対処した後のスプリッターだね(こりゃ打てないね))


<主な語句>
①navigate ~ = ~を通り抜ける
②exclusive = 高級な、排他的な
③company = 仲間
④homer = ホームラン
⑤back to back = 立て続けの、連続での
⑥strikeout = 三振
⑦deal with ~ = ~に対処する、~を扱う
⑧a couple of ~ = 数個の~

Scene3 ドコカニイッテ、ハヲミガク!!

 次は、いよいよ1:18~1:40のドコカニイッテ、ハヲミガク!!のシーンです。

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
実況者:
 “Got him! DOKOKANIITTE HAWO MIGAKU!! Go away and brush your teeth. Thanks to google translate.”
 (三振! ドコカニイッテ、ハヲミガク!! ベンチに引っ込んで歯でも磨いてろ。(この日本語は)グーグル翻訳のおかげです。)


<主な語句>
①thanks to ~ = ~のおかげで

Scene4 打者大谷

 つづいては、2:10~2:33の7回表での打者大谷選手の安打シーンです。

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
解説者:
 “Here’s a chance to help himself “
 (自分自身を助けるチャンスだね。)

実況者:
 “Ohtani, Trout and Walsh, Angels down a run. Already into the seventh inning tonight. And Shohei has a base hit. You know, we were having that conversation about Ohtani’s idols growing up in Japan. Idolizing Yu Darvish and of course the hitting idol that he had, uh an angel for a very brief time, Hideki Matsui.”
 (大谷、トラウト、ウォルシュ、エンゼルスは1点差で負けています。すでに今夜の試合は7回に突入しています。翔平がシングルヒットを放ちます。えー、大谷が日本でどんどんアイドル化していることについて話していました。大谷の憧れの対象は(投手としては)ダルビッシュ有と、打者としての憧れはもちろん、エンゼルスにもとても短い間でしたが在籍していた松井秀喜でした。(※補足 幼い頃の大谷選手にとって憧れの選手は松井秀喜さんとダルビッシュ有さんだったそうです^^))

<主な語句>
①down a run = 一点差で負けている
②base hit = 一塁打
③idol = 偶像、アイドル
④idolize ~ = ~を偶像化する
⑤brief = 短時間の

Scene5 ライト大谷

 最後は2:46~3:20でMLBのアプリを紹介しつつライトの守備へとつく大谷選手を紹介するシーンです。

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
実況者:
 “Download the MLB app to get in-game video highlights, live pitch-by-pitch, breaking news, player updates, stat leaderboards and more for your Angels. And if you’re on the app now, they’re gonna tell you that Shohei Ohtani is the Angels’ new right fielder. Haha! Oh, this is getting even better. So, Shohei’s gonna stay in the game and he’ll play right field for Taylor Ward. That’s popped into right! Ohtani, Walsh and nobody can get there.”
 (ゲーム内のハイライトシーン映像、一球一球のライブ実況、ニュース速報、選手の最新情報、統計データのランキング表などなどあなたのエンゼルスに関する情報をゲットできるMLBのアプリをダウロードしてください。今、もしアプリを起動していたら大谷翔平がエンゼルスの新しいライトであることを教えてくれることでしょう。はっはっー!これでもっとよくなりますね。そういうわけで、大谷はゲームに残り、テイラー・ウォードの代わりにライトの守備につきます。ライトにポップフライが上がった! 大谷、ウォルシュ、誰も落下点に入れません。)

<主な語句>
①in-game = ゲーム内の
②pitch-by-pitch = 一球一球の
③breaking news = ニュース速報
④update = 【可名】最新情報
⑤stat = 統計データ(statisticsの略)
⑥leaderboard = リーダーボード。ランキング表。
⑦even better = もっといい、ずっといい
⑧pop = ポップフライを打つ

おわりに

いかがだったでしょうか。実況の方が使っている独特の日本語はどうやらGoogle翻訳によるものみたいですね。英語の決まり文句的なものをGoogle翻訳で日本語に訳すとちょっと聞き馴染みの無い日本語になりますが、ある意味その方が露骨にとげとげしくなくマイルドな表現になっていいのかもしれませんね笑