野球実況

【MLB実況を英語で観よう!】Vol.16 大谷選手41号ホームラン in 2021

エンゼルス大谷翔平選手の活躍が目覚ましい2021年。
毎朝の野球ニュースを楽しみにしている人も多いですよね。

日本語訳がついたニュース動画もいいですが、現地の英語実況・解説を理解できるようになるとより一層楽しめると思います。

大谷選手を応援しつつ、野球実況を通して英語力も鍛えられれば最高!!
というわけで実際のMLB実況動画に登場する英語表現について取り上げていきたいと思います。

今回の実況動画

今回は大谷選手が2021年シーズン41号ホームランを打ったこちらの動画(MLB公式動画より)を取り上げました。

引用元:MLB公式Youtubeチャンネル(https://youtu.be/uS6TIDA3jb0)より

動画のタイトルについて

動画タイトル の
“LEADOFF OHTANI BLAST!! Shohei Ohtani cranks lead-off homer vs. Orioles!※”
から見ていきましょう。
登場する主な単語の意味は以下の通りです。

<主な語句>
①leadoff = 先頭の
②blast = 強烈な当たり、強打、ホームラン
③crank ~ = ~を(クランクを回して)始める
④lead-off homer = 先頭打者ホームラン
⑤vs. = 対

というわけで日本語にすると、
『先頭打者大谷の強烈な当たり!! 大谷翔平がオリオールズ戦で先頭打者ホームランで試合の口火を切った!※』
となります。
※英語ニュースでは過去の出来事でもタイトルには現在形が使われます。

それでは動画の内容に移りましょう。

Scene1 ホームラン

まずは0:00~1:13のホームランシーンです
解説しているシーンです。
再生ボタンを押すと該当時間から始まります↓

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
実況者(play-by-play commentator):
“Shohei Ohtani digging in to start things out this afternoon as 26 year-old left-hander Keegan Akin is ready to go to work for the 12th time as a starter this afternoon and his first pitch to Shohei is in for a strike.
Set the rest of the Angels’ lineup in a moment. Akin as we mentioned, making his 12th start today, 0-8 with 7.92 Earned Run Average. As Ohtani lifts a high drive to right field, Santander back watching and it’s gone! Number 41 for Major League baseball’s home run leader 1-0 Halos!”
(26才左腕のキーガン・エイキンの先発としての12回目の登板試合で大谷翔平は口火を切る先頭打者として打席に立っています。そしてエイキンの翔平への初球はストライクになりました。お伝えした通りエイキンは今日で12試合目の先発で、0勝8敗、防御率7.92となっています。大谷が右中間に高く打ち上げた、サンタンダーが下がって見送る、入りました!)

解説者(Mark Gubicza, color/expert commentator):
“Shohei! The way! Leadoff home run! First home run in Camden Yards. Pitching yesterday in a hot night! Day game today homers! His first-bat homer. Now in every American league ballpark for Shohei Ohtani. A majestic home run for Ohtani. Wow!”
(翔平! なんと! 先頭打者ホームラン!カムデンヤーズ(オリオールズ本拠地)での初めてのホームランだ。昨日は暑い夜にピッチング!今日はデーゲームでホームラン!最初の打席でホームラン。これで大谷翔平はアメリカンリーグのすべての球場でホームランを打ったことになるね。大谷の堂々たるホームランだ!ワオ!)

実況者(play-by-play commentator):
“That smile is in part to exhale for Shohei who had had a rough series offensively. 1-0 Angels and now it’s Fletcher.”
((ダグアウトに戻った大谷選手の笑顔を見て)あの笑顔は、吐きそうなくらいめちゃくちゃタフな連戦を過ごしてきたショーヘイが幾分発散できていそうな感じですね。1-0でエンゼルスが先制し、フレッチャーの打席です。)

<主な語句>
①dig in = 専念する、備えを固める

②left-hander = 左利きの人、左ピッチャー
③starter = 先発
④be in for~ = ~を経験しようとしている
⑤mention~ = ~について言及する
                    (mentionについての詳しい内容はこちらの記事の補足もご覧ください)
⑥Earned Run Average = 防御率。ERA。
        (投手成績の指標についてはこちらの記事の補足もご覧ください)

Halos = ヘイローズ。天使の輪にかけたエンゼルスの愛称。
⑧The way! = なんとまあ!
⑨Homer = ホームラン
⑩first-bat = 最初の打席(bat=打席)
⑪majestic = 荘厳な、堂々たる
⑫in part = 幾分
⑬exhale = 息を吐き出す、発散する
⑭offensively = 吐き気がするほど不快な

補足説明 ~ dig in ~

ここで登場した”dig in”についてもう少し掘り下げます。
digは”掘る”という動詞で、”dig in”で掘り下げるというイメージから転じて”専念する”とか”入念に備える”という意味も持っています(他には”食べ始める”という意味もあったりします)

例文:His father asked him to dig in and study.
訳:彼のお父さんは彼に勉強に専念するように言った。

Scene2 ホームランの解説

後半は1:16~1:47の、放ったホームランについて解説しているシーンです。
再生ボタンを押すと該当時間から始まります↓

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
実況者(play-by-play commentator):
“Angels’ first score for the first time in the series, Goobie!”
(このシリーズ初めてのエンゼルスの得点でしたね、グービー!(解説のグビザさんの愛称))

解説者(Mark Gubicza, color/expert commentator):
“Yeah, I mean, that ball was crushed. It’s great to see that from Shohei. It’s really been a overall, a tough road trip for him. Just 219. He’s had one extra base hit coming into that swing. Now, two extra base hits both home runs a breaking ball. And that’s the thing Shohei Ohtani with 20 home runs versus fastball now 21 versus non-fastballs as far as those 41 home runs. Great to see that from Shohei Ohtani!”
(うん、ボールが粉砕されてたね。素晴らしいよ。大谷にとってこのシリーズの遠征は全体的にタフで打率もたった0.219で、このスイングまでは長打も1本だけだったし。これで長打は2本になったし、変化球から奪ったホームランも1本追加されたね。大谷はこれまでの41本のホームランの内、速球から20本、変化球から21本ホームランを打ったことになるね。素晴らしい!)

<主な語句>
①road trip = 遠征
②extra base hit = 長打
③coming into ~ = ~以前
④breaking ball = 変化球

補足説明 ~ coming into  ~

ここで登場した”coming into ~”についてもう少し掘り下げます。
これは現在分詞の分詞構文というやつで、”~までは”、”~以前は”という意味で前(or後ろ)に置かれた文へとつながります。下記に例文を記載しました。

例文:Coming into today’s game, the team had had more wins than loses .
訳:今日の試合まではそのチームは勝ち越していた。

おわりに

ロードの疲れを吹っ飛ばすようなこのホームランでアメリカンリーグの全球場を制覇した大谷選手。広大なMLBの球場でしかもメジャーリーガからホームランを打てるだけでもものすごいことですが、個性に富んだ各球場をクリアできるなんて本当に素晴らしいですね!