野球実況

【MLB実況を英語で観よう!】Vol.11 大谷選手37号ホームラン in 2021

エンゼルス大谷翔平選手の活躍が目覚ましい2021年。
毎朝の野球ニュースを楽しみにしている人も多いですよね。

日本語訳がついたニュース動画もいいですが、現地の英語実況・解説を理解できるようになるとより一層楽しめると思います。

大谷選手を応援しつつ、野球実況を通して英語力も鍛えられれば最高!!
というわけで実際のMLB実況動画に登場する英語表現について取り上げていきたいと思います。

今回の実況動画

今回は大谷選手が2021年シーズン37号ホームランを打ったこちらの動画(MLB公式動画より)を取り上げました。

引用元:MLB公式Youtubeチャンネル(https://youtu.be/JCd-AEAdVy0)より

動画のタイトルについて

動画タイトル の
“Shohei Ohtani goes deep to give the Angels the lead!”
から見ていきましょう。
登場する主な単語の意味は以下の通りです。

<主な語句>
①go deep = ホームランを打つ

というわけで日本語にすると、
『大谷翔平がホームランを打ってエンゼルスにリードをもたらした!※』
となります。
※英語ニュースでは過去の出来事でもタイトルには現在形が使われます。

それでは動画の内容に移りましょう。

Scene1 現状説明

まずは0:00~0:24でこのイニングの状況を説明するシーンです。
再生ボタンを押すと該当時間から始まります↓

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
解説者(color/expert commentator):
“It’s fastball to get ahead of the counts. That’s why you’ve got to be ready. It’s almost as if you’re a pinch hitter coming off the bench with all these different pitchers and different looks. That’s why you see… you might even see Shohei Ohtani aggressive on the first pitch here.”
 (カウントを有利に進められるのは速球で、速球が生命線だよね。(毎打席)みんな異なるピッチャー、異なるタイプで、ほとんどベンチから出てきた代打みたいな感じだよね。だからこそ大谷翔平が、最初の対戦で積極的になるのを見られるかもしれないね。)

実況者(play-by-play commentator) :
“This inning looked like a dud. Santos struck out Eaton and Legares looking, then Mayfield lined one to center, Fletcher is hit, suddenly Ohtani is up with runners first and second.”
(このイニングは不発のようです。サントスはイートンとレガレスを見逃し三振に斬って取り、メイフィールドはセンターにライナー性の単打を放ち、フレッチャーがデッドボールをくらい、突然大谷はランナー一二塁の状況で打席に立っています。)

<主な語句>
①get ahead of the counts = カウントを有利に進める(ストライクを先行させる)
②as if ~ = まるで~のように
③pinch hitter = 代打
④see O C = OがCの状態であることを見(O:目的語、C:補語)
⑤aggressive = 積極的な、攻撃的な
⑥dud = 不発
⑦struck out ~ looking = ~から見逃し三振を奪う
⑧line one to ~ = ~にライナー性の単打を放つ
⑨be hit = デッドボールをくらう
⑩suddenly = 突然に
⑪be up = 打席に立つ

補足説明~ see O C ~

このシーンで登場した”see O C”の表現について見ていきます。
seeは『見る』『わかる』という意味ですが、see O Cの語順で登場すると『OがCの状態であることを見る』という意味になります。いわゆるSVOCの第5文形というやつで同じような仲間にfind(OがCだとわかる)やmake(OをCの状態にする)等があります。
以下例文です。

例文:”She won the first prize and I saw her so happy.”
訳:『彼女は一等賞を取って、僕は彼女がすごく幸せなのを見たよ。』

Scene2 今日の打撃成績

つづいて、1:07~1:44で今日の大谷選手の打撃成績や現状の守備位置について触れているところです。

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
解説者:
Third different arm that Ohtani has seen. He’s singled off of Gilbreath. He walked against Santos. And here is Tinoco.”
(大谷が対戦する本日3人目の投手だね。ギルブレスからシングルヒットを放ち、サントスから四球を選んで、ティノコと対戦だ。)

実況者 :
“Outfield playing him deep but a bit towards left center. Infield all around to the right side. That’s out.”
(外野はセンターがやや左中間寄りを守っています。内野は全員がライトよりを守っています。(ボールが)外れました。)

<主な語句>
①single off (of) ~ = ~からシングルヒットを放つ
②walk against ~ = ~から四球を選ぶ

補足説明 ~ Third different arm ~

“Third different arm that Ohtani has seen.”は直訳すると大谷が見た3番目の腕となりますが、ここでは腕=投手となるので『大谷が対戦してきた3番目の投手』となります。

Scene3 初速110mph越えホームランの数

つづいて、1:50~2:18で、2015年以降、打球速度が時速110マイルを超えたホームラン数について触れているシーンです。

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
実況者:
“Year, I mean, the the numbers are piling up 18 home runs this season of over 110 miles per hour. 463 feet, 110 miles an hour last night, point four gets him over that. The magical year for Stanton in 2017 was quite a ride. He finished with 59 home runs and none of them, believe me, were cheap”
(えー、今シーズン打球速度が時速110マイルを超えたホームランは18本にまで積みあがっています。昨夜は463フィート、時速110マイルを0.4マイル上回るホームランを放ちました。2017年のスタントンの神秘的な年はめちゃくちゃすごかったです。彼は59本のホームランでシーズンを終え、そのすべてが本当に価値のあるものでした。)

<主な語句>
①pile up ~ = ~を積み上げる
②quite a ride = めちゃくちゃすごい
③believe me = 本当に(強調)

補足説明~ believe me ~

“believe me”は直訳すると『私を信じて』ですが、文字通り『これほんとマジなんだよ!』と強調する際に出てくるフレーズです。

例文:”None of them agreed with him, believe me.”
訳:『誰も彼の意見には賛成しなかったよ、本当に。』

Scene4 ホームラン

最後は、2:19~3:15のホームランシーンです。

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
解説者:
“I’m pretty sure he didn’t have 100 strikeouts in 80 innings pitch though. He’s always gonna put that in it.”
(でも80イニング投げて100個のストライクはスタントンも達成できてないよね。この話がいつも付きまとうだろうね。)

実況者:
“Ohtani! Right field! A bullet! And gone! Three-run shot! 37! And the Angels grab the lead.”
(大谷!ライトへ!弾丸だ!入った!3ランショット!37号!そしてエンゼルスはリードを得ます。)

解説者:
“And the fans are going nuts here. That’s why they came to the ballpark to see something special and Shohei did it again! Three-run home run. Home run number 37. 81 RBIs for Sho-time. Show me the money! Three-run home run.  Just like that the Halos are up with Shohei power swing. That baseball must have got out there over 110, too. That was a rocket! How quick those hands were! That was an off-speed pitch. And Shohei with the bat flip! MVP chance!”
(ファンはここで熱狂しているね。ここで熱狂したいがために何か特別なものを観に球場へ足を運んでいる訳で、(その期待に応えるように)大谷はまたやってのけたね!3ランホームラン。37号ホームラン。ショータイムの81打点目だ。大谷が価値を見せてくれた!3ランホームラン。翔平のパワースイングでヘイローズ(エンゼルス)があっという間に目覚めたよ。あの打球も時速110マイルを超えていたに違いない。ロケットだ!(リプレイ映像を観て)なんて素早い手の動き!あの球はオフスピードピッチだったね。翔平のバット投げ!MVPのチャンスだよ!)

<主な語句>
①bullet = 弾丸
②grab = つかむ
③go nuts = 興奮する、熱狂する
④ballpark = 球場
⑤RBI = 打点(Run Battled In)
⑥Show me the money. = 金を払え(ShowとShoheiにかけて翔平が価値を示した的なニュアンスで使われています)
⑦just like that = あっという間に、簡単に
⑧Halos = ヘイローズ。天使の輪にかけたエンゼルスの愛称。
⑨off-speed pitch = 緩急をつけるためにあえて遅く投げる球、オフスピードピッチ
⑩bat flip = ホームランを打った後のバット投げ

補足説明~ just like that ~

“just like that”は直訳すると『ちょうどそんな感じで』ですが、『簡単に』とか『突然、あっという間に』という意味でも用いられます。

例文:”I had a lot of money, and just like that it was gone.”
訳:『お金をたくさん持っていたが、あっという間に無くなってしまった。』

おわりに

いかがだったでしょうか。少しペースは落ち着いてきたかと思いきや2戦連発、しかも打った瞬間ホームランとわかるような当たりは本当に感動しますね。それにしても2017年のスタントンの記録ってこうしてみるとやっぱりすごいですね。今シーズン、大谷選手が彼の記録を超えられるか期待せずにはいられませんね!