MLB実況

【MLB実況を英語で観よう!】Vol.17 スゴイ!!キュンデス!!

エンゼルス大谷翔平選手が大活躍のMLB。
毎朝の野球ニュースを楽しみにしている人も多いですよね。

日本語訳がついたニュース動画もいいですが、現地の英語実況・解説を理解できるようになるとより一層楽しめると思います。

大谷選手を応援しつつ、野球実況を通して英語力も鍛えられれば最高!!
というわけで実際のMLB実況動画に登場する英語表現について取り上げていきたいと思います。



今回の実況動画

今回は大谷選手が2022年シーズン2号ホームランを打ったこちらの動画(MLB公式動画より)を取り上げました。

引用元:MLB公式Youtubeチャンネル(https://youtu.be/lQf2sMNtN7g)より

動画のタイトルについて

動画タイトル の
“Shohei Ohtani CRUSHES his 2nd homer of the game and adds an EPIC bat flip!※”
から見ていきましょう。
登場する主な単語の意味は以下の通りです。

<主な語句>
①homer = ホームラン
②epic = 素晴らしい(米俗)
③bat flip = バット投げ

というわけで日本語にすると、
『大谷翔平が1試合で2本目のホームランをかっ飛ばし、素晴らしいバット投げを見せた!※』
となります。
※英語ニュースでは過去の出来事でもタイトルには現在形が使われます。

それでは動画の内容に移りましょう。

Scene1 スゴイ!!キュンデス!!

まずは0:00~0:56の、2打席連続ホームランを目の当たりにした解説と実況から”スゴイ!”、”キュンデス!”という言葉が飛び出すシーンです。

再生ボタンを押すと該当時間から始まります↓

スクリプト&語句

スクリプトや登場する語句は以下の通りです。

<スクリプト>
実況者(Matt Vasgersian, play-by-play commentator):
“Ohtani sends another one out to right field. That one doesn’t stand a chance to stick around! 2-run shot! Second of the night for Shohei! And the Halos are right back in this one.”
(大谷がライトへもう一発打った!捕球できる見込みなし!2ランホームラン!大谷、今夜二本目のホームラン!エンゼルスが巻き返します。)

解説者(Mark Gubicza, color/expert commentator):
“Wow! Shohei! Ohtani Sugoi! Way out right field. Seventh career multi-home run game, Shohei. Yeah, I’m back!”
(ワオ!翔平!大谷スゴイ! ライトへの素晴らしいホームランだった。翔平のキャリア7回目の1試合複数ホームラン。はい、ただいま!)

実況者(Matt Vasgersian, play-by-play commentator):
“Shohei, Kyundesu!! Put on the cowboy hat, too. All right. That’s more like it, a man on for a big ball!”
(翔平、キュンデス! カウボーイハットもかぶってね。よし、でかい当たりを打った男はそう来なくっちゃ!)

<主な語句>
①stand a chance = 見込みがある、チャンスがある

②stick around = 近くで待つ
③2-run shot = 2ランホームラン
Halos = ヘイローズ。天使の輪(halo)にかけたエンゼルスの愛称。
⑤Way out = 抜群の(口語)
⑥That’s more like it =
その方がいい。そうこなくっちゃ。

“stand a chance”ってどういう意味?

“stand a chance”とは“見込みがある”という意味で、”stand a chance of ~”で”~の見込みがある”となります。日本語の『見通しが”立つ”』という表現と同じようなニュアンスで、”stand”という動詞が用いられているのが英語でも似ていますね。

例文:This project stands a good chance of success.
訳:このプロジェクトは成功する見込みがかなりある。

おわりに

実況・解説の二人から突然飛び出す謎の日本語ももはや風物詩になりつつありますね。次はどんな日本語を使ってくれるのか今から楽しみです。

それにしても”キュンです”なんて最近の若者言葉、一体どこから仕入れてくるのかと思ったら、実況のバスガーシアンさんが、日ハムの実況、そしてホームランが出た時の”ゴーンヌ”というフレーズでおなじみの近藤祐司さんと対談した際に、近藤さんから教えてもらったみたいです。

他には”マジカ?”も教わっていたようなのでいずれどこかで飛び出してくる可能性大ですね!

 

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