野球実況

【MLB実況を英語で観よう!】Vol.3 大谷選手初ホームランダービー(2)

 エンゼルス大谷翔平選手の活躍が目覚ましい2021年。
毎朝の野球ニュースを楽しみにしている人も多いですよね。
 日本語訳がついたニュース動画もいいですが、
現地の英語実況・解説を理解できるようになるとより一層楽しめると思います。
 大谷選手を応援しつつ、野球実況を通して英語力も鍛えられれば最高!!
 というわけで実際のMLB実況動画に登場する英語表現について取り上げていきたいと思います。

今回の実況動画

  今回は大谷選手が初めてホームランダービー(MLBオールスターゲームの前日に行われるホームラン競争)に出場した際の動画(MLB公式動画chより)の続きです。前回の動画解説をまだご覧になっていない方はまずはこちらをご覧ください。
 ここまでの状況は以下グラフの通りです。

大谷選手ホームランダービースコア時系列グラフ(休憩前)

今回は11:37~の休憩を挟んでボーナスタイムに入るまで(14:03)を見ていきましょう。
ホームランダービーのルールについては前回の記事をご覧ください。

再生ボタンを押すと該当時間から開始されます↓

引用元:MLB公式Youtubeチャンネル(https://youtu.be/81bb6Po7W0w)より

<スクリプト>
アナウンサー(Karl Ravech):
 ”So, he’s got five. He calls time out and yeah we’re gonna need to see Sho time in the next two minutes and twenty seconds.”
(さて、現在5本打ちました。タイムアウトを宣言して、次の2分20秒※のショータイムに要注目です。)
※2分20秒 = 規定時間の残り1分20秒 + デフォルトのボーナスタイム30秒 + 飛距離475フィート(約145m)のホームランをすでに打っているのでボーナスタイム30秒

解説者(Eduardo Perez):
 ”There’s a lot of pressure right now in Shohei Ohtani. I’m getting text messages all the way from Japan saying “We’re all up watching”. Early in the morning in Japan they are watching. And Shohei Ohtani so far five home runs and there’s a minute 20 left. He has earned that bonus. Still a lot of time for a guy that has this match though.”
(今、大谷翔平にはたくさんのプレッシャーがかかってるね。はるばる日本から『みんな起きて観てるよ』ってメールが来てるよ。日本では朝早くからみんな観てるんだよね。ここまでで大谷翔平は5本打って、1分20秒を残している。ボーナスも獲得した。彼にとってはまだ十分時間があると思うよ。)


アナウンサー:
“Shohei Ohtani just apparently got words of wisdom from his angel teammate Mike Trout just called in. Thumbs-up. And now the crowd gets into it.”
(大谷翔平はエンゼルスのチームメイトのマイク・トラウトから電話でアドバイスしてもらっているようですね。親指を立てて準備OKのようですね。そして、観客も熱狂しています。)

解説者:
 ”Tell you what. He’s trying to pull everything instead he’s got a lot of power he can go right center field. Big mistake of his trying to just pull getting everything on top. And right now he needs to get in that roll right there that ball’s blasted.”
(ちょっといいかな。彼は右中間へ飛ばせる強力なパワーを持っているのにすべてのボールを引っ張ろうとしているね。全部ホームランにしようとして単に引っ張ろうとしているのは大きな間違いだね。ボールが放たれたちょうどあそこのゴロをモノにする必要があるね。)


アナウンサー:
“Shohei Ohtani sets where sky-high. That’s your spot right center field says Eduardo. He’s got his bonus. He’s jammed there. He’s got nine. He needs to get 22. That’s another high moon ball and it’s gonna have to travel. It did get out.”
(大谷翔平が空高く打ちます。エドワルドが言っている右中間ですね。ボーナスを獲得しました。今度は詰まりました。(ここまでで)彼は9本打ってます。(追いつくには)22本打つ必要があります。さらに一本、高く舞い上がっている、ホームランに間違いないです。入りました。)

解説者:
 ”For him, to make a comeback right now, he has to get with 30 seconds left to at least 13. And he’s fatigued a bit, we’re seeing the off-balance.”

(今、彼が盛り返すためには残り30秒で少なくとも13本に到達する必要があるね。彼は少し疲れているようでバランスを崩しているように見えるね。)

アナウンサー:
“Part of you wonders if he gets a little tired. He starts just swinging the back instead of trying to hook those early balls were all line drives down the right field.”
(彼が少し疲れているか気になりますね。最初の方は引っかけようとしてライナー性の当たりがすべてライトに落ちていましたが、背中を振り始めていますね。)

解説者:
“But now he’s using more of the center of the ballpark can anything in. He can pull and hit out of the ballpark. His swing is not designed for pull.”(でも彼はセンターを前よりも活用して何でもできるね。彼は引っ張って場外ホームランを打つこともできるけどね。彼のスイングは引っ張るようにはデザインされていないんだ。)


アナウンサー:
“He’s got himself right back in this competition.”
(調子を取り戻しましたね。)

解説者:
“Yes, he has.”(そうだね。)


アナウンサー:
“He’s right back in it. Will this one count? That’s a little after the buzzer but he’s right back in this thing and he is toast.”
(調子を取り戻しましたね。これはカウントされるか?(終了の)ブザーより少し後でした。しかし彼は復調しましたね。そして疲れ切っていますね。)

解説者:
“He’s fatigued. Hahahahaha.”
(疲弊しているね。ははははは笑)

<主な語句>
text message = メールやSNSを介してテキストデータでやりとりする情報
all the way from~ = はるばる~から
so far = 今のところ
apparently = 見たところ
call in = 電話を入れる
word of wisdom = 金言、格言
thumbs-up = (親指を立てる)OK,賛成のサイン
get into it = 集中する、やる気になる
(I’ll) tell you what = あのね、ちょっといいかな
blast~ = ~を強打する
get in~ = ~を取り込む
sky-high = とてつもなく高い
moon ball = 高い弾道のショット
make a comeback = 盛り返す
fatigue = 疲れさせる
off-balance = バランスを失っている
line drive = ライナー
hit out of the ballpark = 場外ホームランを打つ
toast = 疲れ切る、尽きる、やばい

おわりに

 休憩中のトラウトとの電話やその後のハイペースでのホームラン等、見どころ満載でこれから始まるデッドヒートを予感させるシーンの連続でしたね。次回はボーナスタイムでの更なる粘りのシーンをご紹介します!