野球実況

【MLB実況を英語で観よう!】Vol.4 大谷選手初ホームランダービー(3)

 エンゼルス大谷翔平選手の活躍が目覚ましい2021年。
毎朝の野球ニュースを楽しみにしている人も多いですよね。
 日本語訳がついたニュース動画もいいですが、
現地の英語実況・解説を理解できるようになるとより一層楽しめると思います。
 大谷選手を応援しつつ、野球実況を通して英語力も鍛えられれば最高!!
というわけで実際のMLB実況動画に登場する英語表現について取り上げていきたいと思います。

今回の実況動画

 今回は大谷選手が初めてホームランダービー(MLBオールスターゲームの前日に行われるホームラン競争)に出場した際の動画(MLB公式動画chより)の続きです。
 前回の動画解説をまだご覧になっていない方はまずは以下をご覧ください。
<大谷選手2021ホームランダービーシリーズ>
【MLB実況を英語で観よう!】Vol.2 大谷選手初ホームランダービー(1)
【MLB実況を英語で観よう!】Vol.3 大谷選手初ホームランダービー(2) 
ここまでの状況は以下グラフの通りです。

大谷選手ホームランダービースコア時系列グラフ

 休憩後に驚異的な追い上げを見せた大谷選手。今回は14:04~の休憩を挟んでのボーナスタイム終了まで(16:13)を見ていきましょう。
 ホームランダービーのルールについてはこちらの記事をご覧ください。

 再生ボタンを押すと該当時間から開始されます↓

引用元:MLB公式Youtubeチャンネル(https://youtu.be/81bb6Po7W0w)より

<スクリプト>
アナウンサー(Karl Ravech):
 ”Mike Trout, line 2, call again.”
(マイクトラウト、短縮2番だ。もう一度電話してくれ。)

解説者(Eduardo Perez):
 ”Call again. This reminds me a lot of 1998 where Ken Griffey, Jr started off without hitting a home run early on and then finally turned it on in a major way. Will Shohei Ohtani be able to do that with one minute left of bonus time?”
(もう一度電話してくれ。この光景は、1988年にケン・グリフィーJrが最初はホームランが出なかった状態から最後は(ホームランを量産して)メジャー流に観客を魅了してくれたことをたくさん思い出させてくれるよ。大谷翔平はボーナスタイムの残り1分で同じことができるかな?)


アナウンサー:
 ”We’re all doing great. Ken Griffey, Jr is set aside right here. Is he gonna do it? Is he gonna hit seven in a minute?”
(みんな調子いいですよ。ケン・グリフィーJrがちょうど傍にいます。彼は勝てますかね?1分で7本打てますか?)

解説者:
 ”See?”(どう?)


アナウンサー:
 ”Griff thinks he will. He said ‘Yeah, I think he will.'”
(グリフは彼ならできると思っています。『うん、彼はできると思う』って言いましたよ。)

解説者:
 ”Hahaha”


アナウンサー:
 ”The home run derby champion ’98, Ken Griffey…All right, here we go. With a minute, he needs seven to win, six to tie. He’s got 16 home runs. That’s a good start.”
(98年のホームランダービー王者のケン・グリフィー…さあ始まりました。1分で勝利には7本、同点に追い付くには6本必要です。現在16本打ってます。これはいいスタートだ。)

解説者:
 ”Top spin, though. Oh, just knocked in there”
(でもトップスピンだね。おお、ちょうどあそこに叩き込んだね。)


アナウンサー:
 ”That one is not top spin and not sneaking.”
((次の打球を観て)あれはトップスピンじゃないしギリギリ入るようなホームランでもないね。)

解説者:
 ”I don’t know what Mike Trout told him on that phone call, but it’s working.”
(マイクトラウトが電話で何を伝えたかわからないけど、効いているね。)


アナウンサー:
 ”A tough pitch to hit there that one was two down. That’s way gone. Ohtani top deck? Ohtani top deck?”
(難しい球を打って二本ダメになりましたね。(ものすごい打球を観て)これは行ったか?大谷形勢逆転なるか?大谷形勢逆転なるか?)

解説者:
 ”But it’s good, right now 30 seconds,all he needs is just two more at least a tie.”
(でもいい感じだよ。残り30秒で最低でも引き分けるにはたった2本だけ打てばいいんだから。)


アナウンサー:
 ”That won’t do it. We’ve had two competitions end with the loser losing by one. Uh-oh, he’s got to get it going here. He needs two in 10 seconds.”
(それがうまくいかない。過去2大会で敗者が1点差で負けた(=1点差で勝敗がついた)ことがあります。ああ、彼はここが踏ん張りどころ、10秒以内に2本必要です。)

解説者:
 ”That’s one. One more, Karl. That’s it right there! That ties it!”
(一本でた。もう一本だね!カール。出た!同点に追いついだぞ!)


アナウンサー:
 ”Now win it! He made it, just won it with three in a row!”
(これで勝負ありか! 3連続ホームランで勝利か?)

解説者:
 ”I don’t think that’s over the wall.”
((最後の)あれは入らないと思う。)


アナウンサー:
 ”No, it didn’t and we have a tie.”
(それはなかったですね。同点です。)

解説者:
 ”Hahahahaha”



<主な語句>
line 2 = 短縮2番
turn it on = (観客を魅了する技を)見せる
knock in~ = ~を叩き込む
sneaking = こっそり、卑劣な、いくじなしの
top deck = 形勢逆転すること(トランプ等のカードゲームでそのデッキの一番上のカードを引いて形勢逆転することが由来)
have got to~ = ~しなければならない
get it going = ふんばる、始める

おわりに

 いかがだったでしょうか。白熱のホームランダービー、最初は調子の出なかった大谷選手ですが、土壇場で追いつくところがやっぱりすごいですよね!英語表現としても”top deck”等、目新しい表現がたくさんありましたね!